
診療案内SERVICE
産科

- 妊娠した可能性がある
- 里帰り出産するまでの間、妊婦健診を受けたい
- 里帰り出産を予定しているので紹介状がほしい
妊娠初期から産褥期まで、女性の身体は大きく変化し、お腹の赤ちゃんも成長していきます。経験豊かな産婦人科専門医とスタッフが母子の健康を見守り、安心して出産し産後を迎えられるよう皆さまのお困りごとに寄り添います。
初期の妊娠確認・里帰り分娩希望者向け妊婦健診
月経予定日を過ぎても月経が始まらない場合、妊娠の可能性が考えられます。そして月経予定日から2週間ほど経過すると、赤ちゃんの心拍が確認できる時期です。最後の月経開始日から約5~6週目を目安に、妊娠確認のための受診をおすすめします。また、妊娠検査薬で陽性が出た場合や、妊娠週数が進んでいる場合は、早めにご来院ください。
妊婦健診は、お母さんの健康や赤ちゃんの発育を確認する大切な機会です。また、妊娠や出産に伴う不安や疑問について医師や助産師に相談できる場でもあります。安心して充実した妊娠期間をお過ごしいただくためにも、妊婦健診を受診しましょう。
紹介状発行
里帰り出産をご希望の方には、当院にて里帰り先の病院や診療所への「紹介状」をご用意いたします。分娩予約が必要な施設もあるため、里帰りを決めた際には早めに分娩する病院や診療所を決定し、できれば妊娠中期(20週前後)に一度、里帰り先の病院を受診しておくことをおすすめします。
婦人科

- 月経に関する悩みがある
- 下腹部痛や不快感がある
- 更年期のことで相談したい
- 避妊方法について相談したい(低用量ピル・避妊リング・緊急避妊)
一般婦人科では、月経痛や月経不順、更年期の症状、さまざまな避妊法からブライダルチェック、さらには子宮がんや卵巣がんなどの悪性腫瘍、子宮筋腫や卵巣腫瘍といった良性腫瘍、性感染症の診断まで、幅広いお悩みに対応しています。どのようなご相談でも、安心してお話しください。
患者さまお一人お一人の声に丁寧に耳を傾け、わかりやすい説明を心がけています。より高度な治療が必要な場合には、提携する専門医療機関をご紹介いたします。
月経不順
月経周期は25~38日、期間は3〜7日が一般的とされていますが、周期が乱れたり、期間や出血量にばらつきが生じる状態を月経不順と呼びます。排卵障害、体重の急激な増減、ストレスなどが原因でなることもあります。
月経痛
いわゆる「生理痛」と呼ばれる症状は、月経前や月経中に感じる腹痛、腰痛、頭痛などの不快な症状のこと。症状や程度は個人差が大きく、日常生活に支障をきたすような強い痛みの場合、特に月経困難症とされます。このような痛みの原因には大きな病気がかくれていることがあります。定期的に診察を受け、これらの病気がないかチェックすることが大切です。
おりものの悩み
おりものは身体の健康状態を示すバロメーター。色やにおいに異常があれば早めの受診をおすすめします。特に、血が混じったピンクや茶色、にごった黄緑色のおりものは深刻な病気がかくれている可能性があるため、いつもと違う様子があれば、すぐにご相談ください。
デリケートゾーンのかゆみや痛み
デリケートゾーンのかゆみは多くの女性が経験しますが、原因や症状にはさまざまなパターンがあります。急性のものはカンジダ性外陰部膣炎、細菌性膣炎、トリコモナス膣炎などの感染症が主な原因ですが、慢性のかゆみは、下着やナプキンのかぶれ、過剰な洗浄によるものなどがあります。時には重大な疾患が見つかることもあるため、早めの受診が大切です。
外陰部のできもの
外陰部にできる腫れやできものは、細菌やウイルス感染、炎症が原因で起こります。放置すると症状が悪化することもあるため、見つけたらすぐに受診しましょう。
子宮内膜症
子宮内の組織が異なる場所で増殖する子宮内膜症は、20~30代の女性に多く見られる病気で、月経痛や不妊の原因になることがあります。年齢、症状や妊娠の希望に応じて治療方針を検討します。
子宮筋腫
子宮内で組織が増殖する良性の疾患で、がん化するリスクは低いものの、月経不順や月経痛、不正出血の原因になります。薬物療法や手術を含め、症状に応じた治療法をご提案します。
卵巣のう腫
卵巣内に液体や脂肪がたまる腫瘍で、自覚症状がないことも多いものの、下腹部の膨満感や月経不順を引き起こすことがあります。ほとんどは良性ですが、まれに悪性もあるため、定期的な検査で早期に発見することが重要です。
子宮下垂・脱
子宮が本来の位置よりも下がる状態を子宮下垂、さらに進行し外陰部に子宮の一部または全体が出てしまう状態を子宮脱といいます。このような状態になると、腟や膀胱、直腸が一緒に下降することもあり、悪化すると膣が反転することもあります。
ピル処方
ピルには使用目的によっていくつかの種類があります。月経困難症の治療、避妊、月経移動、緊急避妊(アフターピル)など、それぞれの目的に合わせて処方が必要です。避妊(緊急避妊も)や月経移動目的での処方は自費診療になります。
ミレーナ
「ミレーナ」は、子宮内に装着するIUSと呼ばれるシステムです。子宮内で黄体ホルモンを子宮内で放出することで避妊効果をおよそ5年間発揮します。また、子宮内膜を薄くし、月経量や痛みを軽減する効果もあります。
ミニピル処方
通常のピルと異なり、ミニピルには黄体ホルモンのみが配合されているため、血栓症リスクが低減されています。これまでピルの処方ができなかった方も使用することができ、適切に服用することで、避妊や月経困難症の症状改善が期待できます。
更年期障害
当院ではホルモン療法、漢方療法、プラセンタ療法などを行っております。保険診療の範囲内で対応可能な治療もございます(一部除外あり)。お一人お一人の症状に合わせた診療を提供いたしますので、お気軽にご相談ください。
検診

- 藤沢市の特定健診やがん検診を受けたい
- 子宮がん検診を受けたい
- 子宮頸がんの精密検査を受けたい
- 性感染症の検査を受けたい
当院では、年に1回、40歳から75歳未満の方を対象に実施される藤沢市の「特定健診」と「がん検診」のほか、子宮頸がんの精密検査、性感染症検査を行っています。
藤沢市こくほ健康診査
この健診は、病気の早期発見だけでなく、生活習慣病のリスクを見つけ出し予防することを目的としています。健診結果に基づいた保健指導までを含めた流れで実施されています。
藤沢市大腸がん検診
大腸がんは日本人に多くみられるがんです。近年、患者数が急増しており、早期発見が重要とされています。大腸がんは初期には自覚症状がほとんどないため、手軽にできる便潜血検査で定期的にチェックすることが大切です。
藤沢市肺がん検診
肺がんは気管支や肺胞の細胞ががん化して起こる病気です。部位別のがん死亡率では第1位を占めます。喫煙が肺がんの最大の原因で、非喫煙者と比べて3~4倍のリスクがあります。また、受動喫煙でもリスクが上昇するため、予防が欠かせません。40歳を迎えたら胸部X線検査による肺がん検診を受けましょう。
子宮頸がん検診
当院は藤沢市の子宮頸がん検診実施医療機関です。
子宮頸がんは、子宮の入口部分に発生し、20〜40歳の女性で発症や死亡が増加傾向にあります。主な原因は、ヒトパピローマウイルス(HPV)感染です。感染が持続した場合、一部の人で細胞が異形成し、長い期間を経てがん化するリスクがあります。初期段階での発見が重要であり、定期的な検診をおすすめします。
子宮頸がん精密検査(コルポスコピー)
細胞診で異常が見つかった方には、コルポスコピー(膣拡大鏡)による精密検査を実施します。
また、組織診検査の結果によっては、ヒトパピローマウイルス(HPV)の何型に感染しているかを判定する「HPVタイピング検査」も行っています。HPVの感染リスクを判定することで、検診の受診間隔や予防ワクチンの必要性を考える一助とすることができます。
性感染症検査
性感染症(性病)は性行為を通じて感染する病気で、無症状で進行することが少なくありません。そのため、治療をせずに放置されがちです。早期発見と早期治療のために定期的な検査で自身の健康を守りましょう。
ワクチン接種

【子宮頸がんワクチン】
藤沢市に住民票のある、小学校6年生~高校1年生までは無料でお受けいただけます。
「子宮頸がん」は、女性特有のがんの一つです。日本では毎年およそ1万人が新たに発症し、約2,800人の方が命を落としています。原因の多くは、ヒトパピローマウイルス(HPV)への感染によるものとされています。HPVワクチンは将来の子宮頸がん予防に大きな役割を果たします。
【帯状疱疹ワクチン】
50歳以上でお受けいただけます。
令和7年4月より、帯状疱疹ワクチンの助成事業がはじまりました。
対象の方には、藤沢市よりハガキが届きますので来院時お持ちください。
【インフルエンザ】
≪料金≫
・HPVワクチン(シルガード) 1回 33,000円(自費診療)
・帯状疱疹(シングリックス) 1回 22,000円(自費診療)
・インフルエンザ 4,000円
※公費は藤沢市に準ずる